FXインジの組み合わせ|方向・勢い・値幅の役割を分ける
インジを組み合わせるときは、数を増やす前に役割を決めます。方向を見るMA、勢いを見るRSI、値幅を見るATRを分けると、何を確認しているか整理できます。一致する指標が多いことだけで、売買の優位性は決まりません。
3つの役割と注意点
- MA:過去価格の平均から方向を整理。急な変化には遅れ、横ばいで交差が増える場合があります。
- RSI:上昇・下落の変化から勢いを整理。高い値・低い値が続く場合があり、水準だけで逆張りを決めません。
- ATR:値幅を整理。上昇・下落の方向は示しません。価格単位とpipsを分けます。
組み合わせの条件を書き出す例
たとえば「確定足の終値と20期間SMAの位置を確認し、RSI14の値を記録し、ATR14で直近の値幅を確認する」と定義します。20・14は説明用の例です。これだけでは売買ルールにならず、入る条件・見送る条件・損切り・利確・コストも必要です。
条件が一致しないときの扱い
MAが上向きでも、RSIが高いことは即座に下落する根拠ではありません。矛盾したときに別のインジを追加し続けず、どの条件を優先するか、取引を見送るかを事前に決めます。後から都合のよい条件だけを選ぶと、検証結果を再現しにくくなります。
似た計算の重複に注意する
MAとMACDはともに移動平均を使います。複数の指標が同じ方向を示しても、独立した根拠が増えたとは限りません。追加前後を同じデータで比較し、損益や見送りの増減にどう影響したか確認します。
検証で揃える項目
- 銘柄・時間足・端末・期間・適用価格を固定します。
- 確定足の位置と、上位足が確定する時刻を揃えます。
- 1つずつ条件を追加し、取引回数、損益、最大ドローダウンを比較します。
- スプレッド・手数料・スリッページの前提を記録します。
- 調整に使わなかった期間で確認し、不利な結果も残します。
よくある疑問
何個組み合わせればよいですか?
決まった個数はありません。目的を説明できない指標を増やさず、追加した条件の効果を確認します。
複数のサインが揃えば安全ですか?
揃った条件でも損失は発生します。サインの数と資金管理を混同せず、見送りや損失の上限も決めます。
