MT4・MT5のインジが表示されない原因|症状別の確認手順
インジが表示されない時は、再インストールの前にどの段階で止まっているかを分けてみましょう。「一覧に名前がない」と「名前はあるがサインが出ない」では、調べる場所が違います。この記事ではWindows版MT4・MT5の確認順をまとめます。

最初に症状を3つに分ける
| 症状 | 先に見る場所 | 確認すること |
|---|---|---|
| ナビゲータに名前がない | データフォルダ | 端末の違い・形式・保存先 |
| 適用しても数値や表示が出ない | ログと配布元の説明 | 読み込み失敗・必要データ・利用条件 |
| 数値は出るが線が見えない | インジのプロパティ | 色・線幅・時間足・描画方式 |
1.ナビゲータに名前がない場合
MT4にはex4、MT5にはex5という対応を確認します。使用中の端末で「ファイル → データフォルダを開く」を選び、MQL4またはMQL5のIndicatorsに保存されているか見ます。別会社の端末へ保存していないか、ZIPの中に入ったままではないかも確認してください。
一覧を更新しても出ない時は、実行用ファイルが作られているか確認します。ソースだけを持っている場合、コンパイルに失敗すると実行できません。エラーを無視して同じ操作を繰り返すより、エラー文と配布元の対応ビルドを照合した方が原因を見つけやすくなります。
2.適用しても何も表示されない場合
インジを入れた直後の時刻を控え、端末下部のエキスパートや操作ログを見ます。「どのファイルで、いつ、何が起きたか」が分かる部分を記録します。口座認証、追加ライブラリ、対応銘柄などの制約は製品ごとに異なります。
次に、チャートへ価格データが届いているか確認します。長期間の計算や別時間足の参照が必要なインジでは、データ取得や計算の準備が終わっていない場合もあります。サインが条件成立時だけ出る仕様なら、表示がないこと自体は異常とは限りません。
3.線だけが見えない場合
チャート上でCtrl+Iを押し、対象のインジを選んでプロパティを確認します。背景と同色の線、細すぎる線、現在の時間足が表示対象から外れている設定がないか見ます。別ウィンドウ型なら、サブウィンドウが極端に小さくなっていないかも確認しましょう。
データウィンドウの数値と描画の有無も手掛かりになります。ただし、すべてのインジがそこへ数値を出すわけではありません。文字や水平線をオブジェクトで描く製品は、数値がなくても正常に動く場合があります。
再現確認は1つずつ行う
- 現在のチャートの構成と設定を保存する。
- 同じ銘柄・時間足の検証用チャートを別に開く。
- 標準インジが表示されるか確認する。
- 問題のカスタムインジを1つだけ追加する。
- 設定変更の前後で表示とログを比べる。
複数の設定を同時に変えると、直っても理由が分からなくなります。ファイルを一括削除したり、端末を初期化したりする前に、この小さな比較を試してください。
作者へ問い合わせる時のメモ
端末名とビルド、インジ名とバージョン、銘柄、時間足、設定値、再現手順、ログをまとめます。画像に口座番号や個人情報が写っていないか確認してから共有しましょう。「動かない」だけより、「一覧にはあるが適用直後に読み込みエラーが出る」と伝える方が具体的です。

